石井ちゃんとゆく!

uhb「石井ちゃんとゆく!スペシャル ニッポン列島 UDでGO!」ご案内

これまで、UHB「石井ちゃんとゆく!」には、アール・ブリュット関連で何度も登場させて頂きました。
この番組は「みんなが楽しめるにはどうしたらいいのかな?」というように、障害の有無に関係ない豊かな社会生活への第一歩への問いかけを、地道に!楽しく!取り組んでいる僕の大好きな番組です。
いつもは、5分程度の番組ですが、このたび45分の特別番組を放送するそうです。
是非ご覧下さい。

<番組紹介>
uhb「石井ちゃんとゆく!」では、これまでの集大成ともいうべき上記特別番組を放送致します。
 2001年の放送開始以来、一貫して、UD=ユニバーサルデザイン※をテーマにお伝えしてきましたが、それすべて、日本における 待った無しの「急激な社会の高齢化」ゆえ。
 言い換えれば、これまでは、「病気や障害がない」という前提で国や街、社会は作られてきましたが、これからは、「病気や障害があっても大丈夫!」という発想に転換する必要があるのです。では、それはどのように実現したら良いのでしょう?そのヒントをお伝えします!

放送日時:3月30日(土)午前10時25分~11時10分(拡大45分)
チャンネル:uhb デジタル8ch

※UD:年齢、性別、障害の有無、国籍・言語の違いなどに関わらず多くの人が使えるよう考えてモノ作りをする発想
ぜひぜひ、ご高覧下さいますよう、ご案内申し上げます 

カテゴリー: Blog

白樺刷毛目マグカップ

(径8センチ×高さ8センチ) 3,675円(税込)

北海道の代表的な樹木は白樺です。白い独特の木肌は北海道のイメージシンボルといってもいいでしょう。
北海道に住み、その風土にこだわった作風を日頃から考えて出来上がったのが、この「白樺刷毛目」です。これは、白い泥を刷毛で塗り、白樺の灰を釉薬にして施して焼き上げました。
白樺そのものを原料にして、白樺のイメージを最大限に引き出しました。
雄大な北海道の自然を想って使って頂ければ嬉しいです。
コーヒーはもちろんですが、スープカップとしても重宝すると思います。

「アール・ブリュット」とは何かを考えてみる (2)

(2013年3月12日 記事

 何らかの情報がきっかけで、記憶が鮮明となったり、空想や妄想が生じるのは、誰にでも日常的に起こる現象だろう。これは嗅覚、視覚、味覚、聴覚、触覚という五感の膨大な記憶の蓄積が複雑に関連し合って導きだされるものだ。

 人類は古代からこの作用によって五感に働きかけるという手法を巧みに利用してきた。「絵」や「文字」はその最たる物だ。「火」、「水」、「♨」という文字や絵から得る印象はおおむね共通しているはずだ。宗教においてもキリスト教における十字架などは象徴として効果的に利用されている。

 空海が中国から伝えた密教にはマンダラという物があるが、これは難解な密教の教義を象徴を駆使して見事に表している。ちなみに密教とはブッダによって創始された仏教の最終段階にあたるもので、仏教発祥から約千年後の五世紀にインドで発展し、現在はチベット、ネパール、ブータン、日本に伝えられている。

 密教は修行や儀礼によって生じる神秘体験で悟りを得る事を目的としており、マンダラはその神秘体験を導きだす「装置」として考案された。
 このマンダラには、大日如来を中心に無数のホトケや神々が象徴として描かれており、全体で大宇宙を表している。修行ではマンダラを頭の中で思い描く事を繰り返し、神秘体験 によって大宇宙と一体となり悟りを得るというものだ。

(「胎蔵マンダラ」安達原 玄・作)

 私は、このマンダラとアール・ブリュットにいくつかの類似点を見つけ興味深く思っている。
 その最たる点はアール・ブリュットも「装置」としての機能が非常に高いことだ。

 アール・ブリュットの創作者は、造形を繰り返し創造する事により、現実の世界から経験や記憶によって自分にとって都合良く作り上げた非現実の世界に赴き、心の平静を得ている。この行為によって作り出された物を私たちはアール・ブリュットと称しているのだが、作者にとっては非現実の世界へ向かうきっかけ、すなわちスイッチ、装置という役割でしかなく象徴そのものだ。
 現にアール・ブリュットの作者は、出来上がった作品に対しての感心は希薄である。自身の精神世界を色濃く作り上げていくプロセスの方が作品より重要なのであろう。

(あさひかわ新聞 2013年3月12日 工藤和彦コラム 「アール・ブリュットな日々」より)

密教 (ちくま学芸文庫)
正木晃著 密教の歴史的背景やその意味するところ、実践までも解説された貴重な一冊

安達原玄 仏画美術館
仏画師 安達原 玄さんの仏画、マンダラが200点以上展示されています。

白樺ホワイト急須と白樺刷毛目湯呑

白樺ホワイト急須 (胴径10cm 高さ9cm)
白樺刷毛目湯呑 (径5.5cm 高さ5.5cm)
ふち白樺刷毛目小皿 (径14.5cm 高さ4cm)

最近ではペットボトルに入ったお茶が自動販売機でも平然と売られています。
発売当初は、お茶は家でいつでも飲めるし、買う人はいるのかな?と思っていましたが、日本の食生活には、やはりお茶が一番似合います。あっという間に普及しました。しかも、年々美味しくなっていて、この頃では抹茶を入れた新商品も発売され、風味も増しているのは驚きです。
しかし、どんなに改良されたところで、急須で入れたお茶には及ぶ事はないでしょう。
お茶を飲むという事は単に喉を潤すという事だけではなく、「お茶を淹れる」という一連の動作に重要性があると思います。

気に入った急須に茶っ葉を入れ、湯を注ぎ、茶っ葉が開くのをじっと待つ。
あらかじめ湯呑みに湯を注ぎ、少しあたためておくと適温を保てます。
そして、タイミングをみて急須を傾けて茶を入れる。
最後の一滴には旨味が凝縮されているので、しっかりその降下を見届ける。

こうして入れたお茶は茶っ葉が一級品でなくとも美味しいものです。
少しの手間でも「お茶を自分の手で淹れた」という実感も伴ってその味わいは格別となります。

北海道の大自然が育んだ白樺を冬場の暖房に使い、その灰を釉薬にして焼き上げた「白樺ホワイト急須」そして白樺のイメージを刷毛目にした「白樺刷毛目湯呑」は春の淡い新緑の如く、お茶の緑を引き立たせます。