薪窯づくり5 一個のレンガから始まる大宇宙

(2014年10月14日 記事)

いよいよ薪窯作りが始まりました。
まずは砂利で窯の基礎部分が水平になるように安定させます。
砂利を窓から屋内に入れなければならないので、タイヤショベルが大活躍です。

浴槽に砂利を入れます。ボイラー室だったところと浴槽の段差を上手く利用して窯を作りたいと考えています。
ランマーでしっかり叩きます。

その上に砂と耐火材を重ねて耐火煉瓦を敷き詰めます。
燃焼室は少し大きめに作ってみようかと考えています。
上手く行けば火前で面白いものが焼けるかもしれません、、、

側壁を積んで行くと窯らしくなってきました。

窯を作るのは久しぶりです。一段一段耐火煉瓦を積んで行く作業はとても楽しいものです。

薪窯づくり6 アーチは凄い!

(2014年10月14日 記事)

窯の焚き口部分にアーチを組みました。
アーチは木枠でかまぼこ型のものを作ってその上に台形になった耐火煉瓦を積みます。
積んだ後に木枠を外すとアーチが出来上がります。
いつも、崩れない事に感心します。こういう工法を考えた古代人はたいしたものです。
アーチを作り始めると窯の全体像を思い浮かべ易くなります。

耐火煉瓦を重ねるにつれて、側壁が上がってくるので上段の窯底も作らなくてはいけません。
壁を解体した時に出たコンクリートブロックを再利用。
ブロックにはタイルがついていますねー。
鉄パイプを数カ所打ち込み、砂利を入れてしっかりブロックを固定。
この上は煙突前の火遊びの間(捨て間)となります。

作品の焼成部分はほぼ一段で済ませようと考えています。
2段から3段の登り窯の方が効率はいいのですが、今後の展開次第で考えたいと思います。

薪窯づくり7 天井は慎重に

(2014年10月14日 記事)

いよいよ燃焼室の天井を作ります。
窯の天井もレンガで作らなくてはなりません。
曲面になるように積みます。

まずはコンパネを半円形に切って立てて並べます。
レンガが乗るので、ある程度しっかりと固定する必要があります。
ただ、積み終わったらこれらは撤去するので頑丈にしすぎるとその作業が大変になります。
竹を縦割りしたもを幾重にも重ねて作る方法もありますが、北海道にはそのように使える竹がないので、この方法にしました。

その上に短冊切りした薄いベニヤを釘で打ち付けます。

何枚も重ねて曲面を完成させました。

この上に横から見ると台形になっているレンガを積みます。
このレンガはアーチレンガとかセリレンガと言います。
当然ながら重ねるごとに曲がります。
一気にどんどん積みます。曲面に合わせてレンガを加工するのが大変です。
レンガの切断にはコンクリートエンジンカッターを使っています。
こいつはサクサク切れます。しかも水を出しながら切れるので粉塵もありません。

中央部分で合わせます。
合わせ目には鋭角にしたレンガを叩き込みます。
これが、緩いと天井が落ちてしまうので、しっかりと叩く必要があります。

いよいよ内側に入って支えとなっていた木材を外します。
天井が落ちてくるのではないかと心配しながら、自分を信じて少しずつ外します。
合わせ目も上手く行っているようです。

この上にまたレンガを乗せて2重にします。
とりあえず第一関門突破

薪窯づくり8 おもいでレンガ

(2014年12月1日 記事)

レンガを積むごとに、どんどん上段に向かいます。
大忙しです。

湯船に薪窯が入っているのが笑えます。
どんどんレンガを積み重ねて、、、、
いよいよ一段目の焼成室の天井も仕上げて行きます。
この段はかまぼこ型にアーチを組みます。
まずは、その受けを乗せます。三角に尖ったレンガです。
この受けのレンガは特殊なもので、とっても思い出深いものなんです。

このレンガは僕が20歳の時に手に入れたもので、22年のプレミアものです。
信楽で陶壁画やステンドグラス、石モザイクなどを手がけておられる田ヶ原さんが、当時ご自身の窯を作るために、陶器工場のとっても大きな窯を壊してレンガを調達しておられ、その作業をお手伝いした時に頂いたものです。
重たいものですが、長年大切にしていました。
いよいよこれがしっかり治まる場所が出来たことが、何とも感慨深いです。

燃焼室同様に中に木枠を作ってアーチレンガを積みます。

下から見ると結構な高さになります。

木枠を抜いて、一段目がとりあえず出来上がりました。
いろんなところからかき集めて来たレンガなので、モザイクのように色とりどりで面白い。
苔が生えているレンガなんかもありますね。

どんなものが焼けるのか、、、考えるだけでワクワクします。

薪窯づくり9 凍結と対決

(2014年12月2日 記事)

北海道で焼き物をしていると、この時期には冬をどのように乗り越えるかを考えなければなりません。
真冬はビックリするほど寒いために水が凍ります。

陶芸では水を沢山使います。
粘土の成分は主に鉱物と水なので一度凍ると、それが解けた時には鉱物だけが残ってバラバラになります。
12月にもなると、室内でも0度以下になってくるので温度計を見て常に温度管理に気を配るのが大切です。

外に置いておいたレンガに氷がついてしまいました。
付着した雨水や雪が凍り付いて固まってしまい。そのままだと耐火モルタルが滑ります。
一度薪ストーブで暖めてから積みます。
もうそろそろ雪も降り始めるので、すべての耐火煉瓦を室内に移動しました。
耐火煉瓦は一個4キロ。
1000個以上です。
大変な作業となりました。

作り途中の窯も凍ったら大変です。
レンガとレンガを密着させるために使う耐火モルタルは耐火粘土と水から出来ているので、
これが凍るとレンガが動いてしまいます。
そもそも北海道で冬に窯を作るのはやってはいけないことかもしれません、、、、
とりあえず、窯の中に石油ストーブと電気ストーブを入れて凍結を予防します。

窯の中に炎を見ると、、、、、
窯焚きのイメージが広がってきます。
楽しみです。