地鎮祭

今日は早朝から、地元集落の地鎮祭でした。
春と秋の2回行う恒例行事で、農家の多いこの地域では皆さん熱心に取り組んでいます。
陶芸家であっても、土を掘って使っているので土地の神様に感謝を伝えるために、
僕も出席させて頂いています。今回は我が家を含む、近所の5軒ほどが当番になっていて、
旗を立てたり、お供えの準備などをしました。
若輩者の僕の役割は、お供え物にカラスが寄らないように見張っているぐらいです。

お供えには、この土地でとれた米、作物、鯛、塩、酒、餅が並べられます。
石碑にかけたしめ縄も作ったものです。
昔読んだ本で、しめ縄は作物を食べてしまうネズミの天敵である蛇を表していると知ったが、
このしめ縄はツチノコのようにぶっとい。心強い。

明治45年にこの石碑が建立されたらしい。
この村は明治19年ぐらいに開かれたのではないかと村の年寄りが話してくれた。
昔の開拓の話を聞くと、想像を超えるような苦労が分かる。

神主に祝詞(ノリト)を揚げてもらう。

参拝者は、ほとんどが高齢になっている。
過疎化が進み、村の行く末を皆が案じている。

東日本大震災では地域の結束力が避難生活を支えていると聞きます。
地域住人のコミュニケーションを受け継いで行くためにも、
続けて行くべき伝統行事だと思いました。

願わくば、この土地の神様も被災地の人達に力を貸してあげてくれないだろうか。

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