大地と寿司とカタクリ

今日は遠方からお客様が来た。もう10年ぐらいの長いお付き合いになる方で、始めの出会いは益子の陶器市だった。そう、ちょうど今の時期。
 今年は震災の影響で益子の陶器市の開催が危ぶまれたようだが、何とか開催にこぎ着けたと聞く。益子や笠間は震災で窯が壊れたり、在庫が割れてしまったり、かなり深刻な被害のようだがきっと陶芸家達はヤワではないので、不屈の精神できっと前進して立て直して行くだろうと信じている。
 もう、益子の陶器市に行かなくなってから7年ぐらいになると思うけど、それ以前には毎年2回、春と秋の陶器市に出店していました。車にうつわを満載にしてタイヤをパンクさせないように慎重に北海道から益子を目指しました。始めは土地に縁がないので町の中心から遠い「つかもと本店」の駐車場からスタートして、3年後には「つかもと広場」そして2年後には「見目陶苑」とだんだん知り合いが増えて行く事で自分にとって居心地のいい場所に収まる事が出来ました。「見目陶苑」には石川若彦さんや、キンタさんなどの個性派陶芸家が出店していて面白かったし、陶器市には全国各地から陶芸家が集まっているので、他の陶芸家を訪ねて歩くのも楽しかった。僕は信楽で修行していたけど、焼き物の産地とはいえ「益子」は雰囲気が違っている。よそ者でも、益子はとっても居心地がいい不思議な魅力にあふれた所だ。
 だから、、実は真剣に益子移住を考えていた。
 しかし、そんな時に「産地でもない北海道で陶芸に打ち込むのも面白い生き方じゃないか」と言ってくれたのが、今日訪ねて来てくれた彼でした。

 お土産に文明堂のカステラ!を頂きました。
黄粉引の5寸皿に黄色のカステラ。ふんわりおいしそう。お土産の定番の風格。

今日はゆっくり出来るという事なので、急遽ドライブに行く事に。
近くの旭川北インターに向かうと車がいっぱい。ここで渋滞を見るのは始めて!
きっと、旭山動物園に向かう車列にちがいない。
彼は僕が粘土を掘っている場所を見たいとリクエストしたので
1時間ほど北上した牧草地に向かう。なんとマニアックな目的地。

ヒバリが鳴き始めていて、春の草原の様相。
あいにく天気はよくなかったけど、相変わらずここに来ると空が広い。
粘土を掘るには、もう少し地面が乾かないと掘りにくい。
昔、彼はポテトチップスのカルビーで働いていた頃に
ひと月間この町に滞在していた経験があったらしい。
この辺で採れるジャガイモやカボチャは昼と夜の気温差で
デンプンが多く生成されるのでとってもおいしいのだ。

お昼になったので、和寒町にある「三徳」に。
ここは寿司の名店。工藤の馴染みの店です。

北海道でここより美味くて手頃な価格の店は知りません。
寿司はもちろんですが「生の太巻」は特に絶品です。
うっかり写真を撮り忘れて食べてしまいました。

我が家の裏山にはこの時期、カタクリが群生して咲き誇ります。
近くの男山自然公園ではこの時期だけ開園して、カタクリの群生を見る事が出来ます。
今日はあいにくの小雨と寒さで花が閉じていましたが結構奇麗でした。

特にエゾエンゴサクがカワイイ青い花を咲かせていました。

男2人、充実した3時間のドライブでした。