シラカバホワイトを進化させて、淡い刷毛目と御本手と言われる窯変(焼成の仕方によって窯の中で変化されるもの) を組み合わせてみました。
すると、シラカバの樹皮のような色調を持ったものが、なんと焼き上がったではありませんか。シラカバの灰でなければ、このような雰囲気は醸すことが出来ません。
これには僕もビックリしました。陶芸はこういう発見があるから面白いものです。
稲藁を束ねて白い泥を塗り付ける「刷毛目」と言われる技法で出来ているので、下の写真のものは通常「刷毛目八寸楕円鉢」となるのですが、これを僕はシラカバへの感謝を込めて「シラカバ」と名付け、「シラカバ 八寸楕円鉢」にしたいと思います。
灰色と白色のコントラスト、ほのかな赤さの組み合わせが、シラカバの持つ生命感、エネルギーを伝えます。シラカバのエネルギーがうつわ全体に広がりました。
とっても嬉しくて、調子に乗ってこんなものも作ってみました。
「シラカバ注器」と「シラカバぐい呑」
「まさしく!」と言いたくなるほどシラカバです。
シラカバの幹から伸びた枝の注器と丸太をあしらったぐい呑です。
焼酎や日本酒もいいですけど、シラカバ繋がりで、穀物を原材料として蒸留後、シラカバの炭で濾過して作る。ウォッカなんかもグッといきたいものですね。