作品が届き、ようやく展示に向けて急ピッチで準備にとりかかりました。
このイベントは教会前の広場での展示なので、テーブルやテントなどは各自が用意して搬入しなければなりません。
前夜から当日の朝にかけて一気に設営です。
前夜、機材を持って会場に行くと、ヨーロッパ各地から続々とやってきた陶芸家達が溢れていました。
見るからに「陶芸してる」という臭いがムンムンしていて。日本と一緒だな~と思いました。
早速、自分の展示スペースの周囲の陶芸家さん達にご挨拶。
共に陶芸を志しているというだけで、言葉が通じなくても不思議と心が通うものです。
皆さん、たいへん好意的に迎えてくれました。
思えばこのような陶器市は久々です。僕は25歳から32歳までの7年間は北海道内を始め、栃木県の益子までも陶器市に行っていました。陶器市は販売の目的もありますが、一度に多くの陶芸家達と自分を見比べる中で、自分の力量や独自性を判断したり、自分の作品がどのように人々に受け入れられるかを直に感じられる絶好の機会です。
海外で自分の作品がどのように受け入れられるのか。これを判断するのに陶器市ほど確かなものはないでしょう。
朝6時からの展示設営。ワクワク、ドキドキしながら、ようやく作品を展示台に並べたところで、サン・ジャン大聖堂の鐘が鳴り響きました。
9月7日 9:00 Tupiniers du vieux Lyon 2013 の始まりです。